滝の谷系ビーグル
◆ 仔犬(生後8週齢〜)¥200,000 ◆ 訓練済み若犬(生後8ヶ月齢〜)¥200,000から
滝の谷系ビーグルは、その性質、猟芸は限りなく和犬に近く、地鼻だけでなく、高鼻、聴覚など5感を駆使して捜索する。寝屋に到着すると最初は柔らかく、徐々にテンションを上げていくことでイノシシを怒らせ、まくらせる鳴き止め芸である。そこで逃がすことがあっても即座に追跡に移り、谷で止め、さらに最後にはイノシシの脚をパンクさせて追い止める芸を持つ。
仔犬(生後8週齢〜)からの飼育について
◆メリット
滝の谷系ビーグルには、一主一代の気質が強いという特性があるが、この時期から飼育すれば馴れやすく、早い段階で良き相棒になる。なにより自らが1から育て上げた自分だけの犬という、愛着と満足感が得られる。
アフターケアとして、ほどよく馴れた生後6ヶ月齢頃に中島猪犬訓練所に送れば、中島所長が集中的な猪犬訓練(無料)を施したうえで送り返してくれる。
◆デメリット
猪犬作出ポリシーを参照。名声高い『滝の谷系』とはいえ、やはり猟能に欠ける犬も生まれる。猟欲発現が遅いだけで大器晩成タイプもあるとは思うが、5歳や6歳まで待ってはいられない。先の読めない仔犬からの飼育はギャンブルに近い。
その場合、中島猪犬訓練所ではアフターケアとして、犬の交換(有効期間1猟期まで)を受け入れている。再度、仔犬から挑戦するも良し、今度は訓練・選別済みの若犬への交換も可。ただし、仔犬からの飼育は愛着が湧きやすく、それを手放せるかどうかがデメリットである。
若犬・訓練済み(生後8ヶ月齢〜)からの飼育について
◆メリット
猪犬作出ポリシーを参照。中島猪犬訓練所の基本的な分譲方法である。
訓練したうえでの選別済みであるため、確実にイノシシを獲らせる保証付き。通常のブリーダーであれば、看板犬として残すレベルの犬たちである。そして2猟期目からが、この犬本来の力を発揮する。猟期を重ねるたびに猟芸は向上し、名犬と呼ばれるのも夢ではない。
◆デメリット
滝の谷系ビーグル最大の欠点と言われる、一主一代の気質である。
この時期からの飼育には、馴れるまでに時間と労力を要する。シャイにも程度があり、比較的早く馴れる個体もいれば、かなり頑固な個体もいる。ただし、今まで中島猪犬訓練所から旅立った若犬たちのほとんどが新しい飼い主に馴れ、猟場で活躍しているところを見ても、可愛がりさえすれば問題はなさそうである。
もちろん不満があれば、仔犬と同様に交換(有効期間1猟期まで)に応じている。